断食の期間

断食の期間

多くの方が断食というと「断食そのものを行う期間」で考え、予定を立てます。

 

しかし、実際にはどんな断食にも3つの工程期間が必要になります。

 

断食の3つの工程期間
  1. 断食準備の期間:節食(減食)期
  2. 断食期間:完全に断食する期間です
  3. 復食期:断食後に、通常食まで戻す間のリハビリ的な期間

 

準備期間や復食期間が必要だと知っている方でも、これらを重要視しない方が多いです。

 

 

しかし、断食では一番大切なのは断食期間ではなく、復食期間です。

 

 

復食期間の食事方法を待ちがえると、せっかく行った断食自体が、ダイエット目的でも健康目的でも逆効果に…断食しなかった方がよかった!と思える結果になってしまいます。

 

 

そのため、断食ではまずは復食期間を重視して計画する必要があります。

 

 

また、ダイエットを目的に断食を考えている方の場合は特に、断食前の準備期間も重要となります。

 

 

断食前に食べたいものを食べておきたいという気持ちはとてもよく理解できます。
しかし、準備期間をもたずに断食をすると、せっかくの断食中でも体はその前に食べた消化しづらい食べ物を消化させるために働かなくてはなりません。
これではせっかくの断食も効果が半減してしまいます。

 

 

そのため、復食期間ほどではないものの、準備期間も考慮して断食の予定を立てるのが、断食の効果を最大限に引き出すためには重要です。

 

 

断食前の準備期間や復食期間に関しては、いろんな考え方がありますが、分かりやすい目安として、断食と同じ日数を準備期間・復食期間として用意するという方法をおすすめします。

 

例:断食1日の場合(準備期間1日、復食期間1日)

  断食3日の場合(準備期間3日、復食期間3日)

 

安全に健康に断食が可能な期間

1か月断食!と紹介している本や記事の見出しだけ読んで、「1か月断食しても大丈夫なんだ!」と勘違いしてしまう方がいます。
そして予備知識なく、手っ取り早く断食しよう!ということで、断食をして、体調を壊したり、摂食障害になってしまう方がいます。

 

 

しかし実際には、長期断食には何かしらの条件がつきものです。

 

 

たとえば、酵素ドリンクを飲んで最低限の栄養補給を行うとか、独自開発の専用スープだけは毎日飲むとかです。

 

 

中には本当に食事をしないで1か月断食したり、それ以上の期間、飲まず食わずに過ごす…という方も世の中にはいます。日本でもこれらの人々を「不食の人」といって、本や記事になることがあります。

 

 

しかし、そのような方々はかなり珍しい人であり、ちょっと一般人の間隔を超越した…宗教かかったり別世界を持った方々が「不食の人」であることが多いです。

 

 

ダイエット目的で断食を考えている方は、私と同じ、食べることが好きな方だと思います。そのため一般人の間隔の範囲内で断食を行い、健康になりたいとお考えだと思うので、ここでは「不食の人」の例は割愛します。

 

 

では、一般人が一人で断食を行うのに可能な期間はと言いますと、ズバリ3日です。
3日間というのが、安全に断食できる限界のラインです。

 

 

実際には水だけで行う本格的な断食の場合、3日間でも危険が伴います。

 

 

そのため、水だけの本格断食を行う方の場合は、まずは半日、1日…と、間をおいて断食の経験を重ねながら体を慣らしていく必要があります。

 

 

酵素ドリンクなど、最低限の栄養素を取りながら行う断食の場合は、いきなり3日間でも可能だと言われていますが、それでも労力対効果を考えると、まずは少しづつ断食になれる方法をお勧めします。

 

 

「絶対に何としても痩せたいから、3日間では少なすぎる!」と思った方もいるかもしれません。しかし、3日間断食というと、準備期間、復食期間を含めると9日間必要だということになります。9日間食事制限をするわけですから…短い期間ではないです。

 

 

 

それでも、どうしてももっと長く断食してダイエット効果を出したい!と考える方におすすめなのは、「復食期間を長くとる」という方法です。

 

 

復食期間の食事の内容は、別記事にて詳しくご紹介しますが、復食もかなり量が少ない食事になっています。量は少ないものの、消化に良く体にもよい食材を摂取する食事になるため、体によい食事です。

 

 

極端な話、復食期間はどんなに長くても良いと言われていますので、この期間を長くすることで、ダイエット効果は高まります。

 

 

キチンとルールを守れば、復食期間も体重は減ります。
これは私も何度も経験済みなので、自信をもって断言できます。

 

 

断食期間を長くとると、健康面でも心配が出てきますし、「我慢の糸」が切れた時の暴飲暴食の心配も大きくなります。

 

 

そのため、断食期間は「まだ頑張れるけど…」と思う時点で終了して、その分、復食期間をしっかりとることをおすすめします。

 

5日間、1週間以上の断食をしたい方

それでもどうしても、長期断食を試したい…という方は、自己流で行うのは非常に危険なため、専門家の指導の元で行うようにしましょう。

 

 

断食は、ファスティングとも呼ばれ、近年、芸能人やスポーツ選手も取り入れている方法として人気が高まっています。そのため全国に断食道場や断食ホテルがあります。

 

 

しかし中には、知識も資格もない指導者によるいかがわしい断食道場もあるようです。選ぶ際はできれば有名な先生が始動されているようなところを選ぶと安全です。

 

 

また、水だけで行う完全断食でも酵素ドリンクを飲む酵素ドリンク断食でも、その他の断食方法でも、まずは短期間から試していく方法がおすすめです。まずは1日1食抜いてみる、次は1日断食を行ってみる…というふうに、少しずつ断食に慣れていくようにします。

 

 

1日以上の断食の場合は、準備期間と回復食期間もきちんととるようにして、特に回復期間の食事内容や注意点が守れるように慣れていくことがポイントです。

 

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