酵素ドリンクダイエットの落とし穴
酵素ドリンクは飲むだけでダイエット効果があると思っている方がいるようです。
確かに、酵素ドリンクの中にはそのような宣伝をおこなっている会社もありますが、
実際は酵素ドリンクを飲むだけで痩せるということは、まずないでしょう。
間違った知識を持って行うと、せっかくの酵素ドリンクダイエットも意味がありません。
間違えやすいポイントや落とし穴をご紹介します。
酵素の働き…酵素を摂取するメリット
まずはなぜ、酵素ドリンクを飲むのか?
酵素ドリンクを飲むことで、下記のような効果が期待できます。
- 代謝がよくなる
- 腸内環境がよくなる
- 栄養補給できる
※効果は他にもいろいろあります。
身体の中で作られる酵素の量は決まっていて、消化酵素と代謝酵素は反比例する関係にあります。
食べた物を消化させるために働く消化酵素がたくさん必要になると、その分、代謝酵素が少なくなり、代謝が悪くなるのです。
酵素ドリンクで酵素を取り込むことにより、消化を助けることができると、体内で消化酵素を作る量を減らせる為、代謝酵素を多く生産することができます。
そのため、多くの酵素ドリンクは食前に飲むのがおすすめと言われています。
また、酵素ドリンクは栄養補給にもなります。
酵素ドリンクによっては、それ以外にもヒアルロン酸やコラーゲン、ビタミンを配合するなど、より健康や美容のために良いものを含ませ、それを売りにしている商品もあります。
このように酵素ドリンクはダイエットの補助になる効果はあるものの、それ自体には痩せる・減量できるといった効果がありません。
そのため、下手をすると栄養不足の方や痩せすぎの方の場合、酵素ドリンクを飲むことでむしろ太ってしまうことさえあるのです。
要するに、酵素ドリンクは、置換ダイエットのように、食事と置き換えることによってダイエット効果が期待できる…ということになります。
酵素ドリンクを飲みながらダイエットすることで、身体に必要な栄養を確保しつつ、健康的にキレイに痩せるダイエットをおこなえるのです。
不健康な痩せ方によるリバウンドを防ぐ効果も期待できます。
酵素ドリンクは体内の酵素の働きを助けるのが主目的で、プラス栄養補給…というのが本来の役目です。
ダイエットのお供(断食・ファスティング)に最適ですが、酵素ドリンクを飲むこと自体にはダイエット効果はないと思ってよいでしょう!
一口で酵素ドリンクといっても、巷では実に様々な種類の酵素ドリンクが販売されています。
ファスティング(断食)のために作られた酵素ドリンクが多いですが、中には健康のため、不足しがちな栄養を補給しながら免疫力を高めるといった目的のものもあります。
免疫力向上を目的とした酵素ドリンクは基本的に、1日1回のみ摂取することを進められているため、ファスティングでは利用できません。
酵素ドリンクは栄養補給という側面もある為、実は意外とカロリーが高いことがあります。
それでも食事と置き換えるなら全く問題ない範囲ですが、ふだんの食事はそのままで、おやつやジュース感覚で酵素ドリンクを飲んでいると、カロリーのとり過ぎに一役買いかねません。
更に、市販の酵素ドリンクの中には、果糖液糖などで酵素成分を薄めて量を増やしたり、飲みやすくしたりしているものもあるため、注意が必要です。
酵素ドリンクダイエットの正しい方法
ポイントは…
添加物を含まない/人工甘味料を含まない/保存料を含まない
巷には様々な酵素ドリンクがありますが、本物には添加物・果糖液糖などが含まれません。
しかし、無添加の酵素ドリンクは高額なので、予算に合わせて割安な酵素ドリンクを気軽に試してみるのも一つの方法です。
酵素ドリンクは値が張ります。
せっかくの酵素ドリンクを飲むのですから、できる限り効果が出る方法で飲みたいですよね。
おすすめは食事と置き換えること。
実は…朝ごはんを酵素ドリンクに置き換える方法がいちばん手軽で且つ酵素学的に効果が高いです。
更に…夜ごはんも、帰宅が遅くなった時は酵素ドリンクに置き換える、酵素ドリンクを飲んで食事の量を半分に減らす…など工夫すると更に効果が高まります。
もちろん、夜ご飯に置き換えれるならベターです。
ふつうに食事を取らなければその分カロリーが減るので体重が落ちるのは当然です。
なので、「酵素ドリンクを飲めば痩せる」のではなく「酵素ドリンクを食事に置き換えることで痩せる」というのが正解です。
酵素ドリンクを飲まずに断食ダイエットしても痩せますが、全く栄養を取らないのではいくら体重が減っても健康的ではありませんし、リバウンドが気になるところです。。
酵素ドリンクを飲みながら食事を減らすことで、ただ断食するよりもより健康的に痩せることができ、リバウンドの心配も軽減させることができます。
酵素を摂取するタイミングとしておすすめなのは、ズバリ「食事の前」です。