断食ダイエットの準備食
ファスティング(断食)に入る前に、体を整えておきましょう。
食事は、油モノや肉などを極力避けるようにして、和食中心の食材を摂取するようにします。
体内に溜まっている脂肪を燃焼させ、有害物質を排出するために、ビタミン、ミネラルをしっかり蓄えます。
この期間を取らずにファスティングに入っても問題はありませんが、1週間前から準備した方が、ファスティングの効果を十分に発揮させることができると言えます。
- 内臓に負担のかかる高脂肪、高たんぱくな食事を可能な限り避けること。
- 肉や揚げ物は普段以上に摂取を控えたい。
- 後で紹介する「マゴワヤサシイ」食材を覚え、意識的に食事に取り入れるようにする。
- 食事の量も普段の8割〜7割に減らし、小食生活に慣れておくと良いです。
断食中に誘惑となりそうな、食材もこの期間に早めに処分(冷凍したり食べてしまったり、誰かにあげたり)しましょう。
また、回復食の練習を兼ねて回復食を意識して食事に取り入れる方法もおすすめです。
重湯を作ってみて、夕食の半分を重湯にしてみたり、7分粥を作ってみて、ご飯代わりに食したりすると、練習にもなるし、食事の量も減らせるので一石二鳥です。
準備食期間と内容
準備食期間は、回復食期間と同様、基本的には断食期間と同じ日数行うことをおすすめします。
たとえば1日断食であれば、1日準備食期間、1日回復食期間として用意します。
2日断食であれば、2日準備食期間、2日回復食期間となります。
しかし実際には、準備食期間とは
断食に慣らすために食事をセーブしていく期間、食事内容を整える期間
となっているため、準備期間は長い分には全く問題ありません。
むしろ、1日2日で急に食事の量をセーブするのが苦手な方や、冷蔵庫に準備食におすすめでない食品がたくさん残っている方は、断食をするよりもかなり早い段階から、準備食期間を意識して徐々に生活を改めていくことをおすすめします。
逆に、急に断食を行うチャンスができた場合など、準備食期間があまり取れない場合はというと、準備食期間に関しては回復食期間ほど、神経質になる必要はありません。
できれば1日は肉や揚げ物、アルコール類を避けて過ごしてほしいところですが、さいあくは断食前の夜だけでも消化の良い軽い食事にして、20時頃には食べ終わるようにしましょう。
準備食期間をキチンととれなかった場合、断食の効果も少し減ってしまうかもしれませんが、その分回復食期間で気をつければ十分効果は期待できます。
食事内容
準備食期間・回復食期間・準回復食期間は体が喜ぶ理想の食材をとりましょう!
準備期間は運動で言うウォーミングアップ、準備体操という感じで、安全で効果的に断食を行うためには必要不可欠な期間です。
変わってメニューの中心に据えてほしいのが、玄米食と「マゴワヤサシイ」食材だ。「マゴワヤサシイ」とは、健康の維持増進に理想的な食材の語呂合わせをしたものである。
「マ」…豆類:納豆・豆腐・味噌などの大豆加工品
「ゴ」…ゴマ類:ゴマやナッツなどの種実類
「ワ」…わかめ:わかめや昆布などの海藻類
「ヤ」…野菜類
「サ」…魚:特に小型の青背魚類(一部、断食前は不向きという意見も)
「シ」…しいたけやなめこなどのキノコ類
「イ」…イモ類:ジャガイモ、さつまいもなど。米も含んで穀物も。
これらは断食後も毎日の食事の中でまんべんなく取り入れるのが理想的です。
常に意識して優先的に食べるようにしましょう。
「マゴワヤサシイ」と似たものとして、酵素ドリンクダイエットなどでは「まごわやさしいっす」があります。「マゴワヤサシイ」までは同じで、あとの二つはこちらです。
「つ」…漬物:漬物や植物性乳酸菌。発酵食品。
「す」…酢:酢の物。クエン酸。
まごわやさしいっす
※さらに、オーガニックの亜麻仁油(オメガ3)を1日大さじ1杯程度追加できたらベター。血を綺麗にし、体内のホルモンバランスを整えてくれるので、細胞が健康になります。
水は良質のものを1日2リットル程度飲みます。
また、体の脂肪酸のバランスを整えるために、オメガ3が豊富に含まれているフラックスオイル(亜麻仁油)を、毎日大さじ1〜2杯ぜひ摂ってほしい。直接飲むことに抵抗があるなら、ドレッシングにしたり、納豆などに混ぜたりするのもおすすめだ。加熱するとオメガ3が酸化して台無しになるので、加熱は厳禁。
- まごわやさしいっす食材を意識して食事をする
- 断食前日には食事量を7割くらいまで減らす
- 肉や揚げ物、繊維質のものなど消化に悪いものは避ける
- 1日2リットルの水を飲む
- 最終日夜は軽くて消化に良いものを20時までに食べる