朝食抜き断食ダイエット
「朝食と昼食は普通にたくさん食べて、夕食を少なくするか抜く」
というダイエット方法が一番有効だと信じている方が多いですが、酵素学的にも医学的にも誤っていると言われています。
いちばん効果的な方法は朝食を抜くことなのです。
酵素のリズムでも紹介していますが、酵素だけでなく、消化器官が最も活動するのは、夜の8時からです。
そのため、酵素や身体の働きを考える場合、夕食に栄養価の高い食事をしてもきちんと消化してくれるのです。
一日で一番時間に余裕がありリラックスしている夕食の時間帯は、暴飲暴食に走りやすいので、そういう意味では夕食に気を遣う…という発想は間違っていませんが、
同じ食事の量を減らしてダイエットを試みるなら効果的な朝に行うことをおすすめします。
身体の代謝がきちんと行えている…酵素を有効に使える体になっていると、夜と朝で体重は約1キロ違ってきます。
それだけ夜は消化器官が働いているのです。
逆に朝から夜にかけては…食事の量を減らしても体重が減ることはまずありません。食事を摂っているのだからそうだ…と思われるかもしれませんが、1日断食をしても不思議と夕方も朝より体重が減っていることはありません。。
そもそも世界中で朝食を摂る…1日3食の習慣が普及したのは1900年代に入ってからだと言われています。
それまでは多くの国で、2食の食生活が主流でした。
ただでさえ、人々の生活が豊かになり、飽食の時代と言われる現代、1日3食食べることで多くの人が「慢性的に食べすぎ」の食生活を送っていると言われています。
誰もが知っている通り、食べすぎは万病のもとです。
そのため、朝食抜きダイエットは、健康の観点からも注目が集まっています。
このページでご紹介する「朝食抜きダイエット」は、一時的に朝食を抜くものではなく、継続的に習慣として朝食を抜く方法をご紹介しています。
※もちろん個人差がありますので、朝食を食べる分1日の食事量を制限できる方や、朝食をとる習慣に慣れていてそれがベストだと感じる方は朝食抜きダイエットはおススメしません。
朝食抜きを試してみて、「自分には合わないな」と感じたら、無理をせず、他の方法を試してくださいね！
朝食抜き断食ダイエットの方法
朝食抜きの食生活は、慣れるまではやはり辛く感じることもあります。
目安としては、朝食抜きの生活に慣れるまで、大体最低でも1か月必要です。
朝食を減らしていく方法はいくつかあるので、ご自身に合った方法を選んでください。
朝食抜きの食生活に慣れるための方法
方法① 食事の量を徐々に減らしていく
目安としては1か月かけて朝食を食べないようにします。
ポイントは炭水化物や高カロリーのものから減らすことです。
生野菜サラダや味噌汁などを取り入れながら、ご飯やパン、卵、魚といったものから減らしていきましょう。
方法② 食事を完全に変えて徐々に減らしていく
一般的な朝食から、まずは発想をがらりと変えてスムージーや果物、酵素ドリンクといったものに変更します。
最初はプラスで食パンを取り入れることも可能ですが、徐々に炭水化物は減らして、スムージーや果物だけにしていきましょう。
このメニューであれば、「排泄の時間」の邪魔にならないため、そのまま朝食として摂取し続けることも可能です。
栄養の面で心配がある方にはこの方法がおすすめです。
方法③ ソフト断食で食生活をリセットし、1週間で2食生活に変更する
朝食抜き断食ダイエットの中でも、ダイエット目的が強い方におすすめの方法です。
| 1日目～3日目 | 朝食だけ食べない「朝食断食」朝食を抜く＋通常の食事 |
|---|---|
| 4日目 | 1日2食抜く「2食断食」（朝と昼を抜く+夜は通常の食事） |
| ※急いで痩せる必要のない人や体力に自信のない人はここで終了し、1日2食生活＋積極的に玄米食を始めてもOKです。 | |
| 5日目 | 丸一日食べない「1日断食」（とろろ昆布汁、観点ゼリーなどは可） |
| 6日目 | 1日3食回復食を（玄米がゆ） |
| 7日目 | 本格的な「1日2食生活」へ（1食を抜く＋積極的に玄米食） |
※空腹感は身体が食事を要求しているのではなく、血糖値が急に下がるためにやってきます。そのためこのソフト断食プログラムでは血糖値が乱高下しないように考えられています。
「ソフト断食プログラム」の詳しい方法を知りたい方は下記の書籍をご覧ください。
40歳過ぎたら、「1日2食」にしなさい: 「超善玉ホルモン」が、体中の細胞を奮い立たせる! (単行本)
私の場合の体験談
私は、中途半端に朝食を食べてしまうと、10時過ぎ頃には空腹でお腹がグーグーなってしまうので、いきなり朝食抜きにするようにしました。その代りどうしても辛い時は、11時頃にドライフルーツを数粒食べたりしました。体質によるとは思いますが、私の場合、朝何も食べないとグーグー音はなりませんでした。
便意をもよおすのは「胃・大腸反射」というメカニズムによります。
胃の中に食べ物が入ってくると、その信号を受けて大腸がぜん動運動をおこし、便を直腸へ送り出すという作用です。
このメカニズムによって、腸の動きが良い人などは朝食に限らず、食事をするたびに便意をもよおすことがあります。
しかしこの「胃・大腸反射」は食事をした時だけでなく、コップ一杯の水でも起こります。
このメカニズムは空腹時に胃が膨らむことで起こるものなので、そのためにわざわざ1食分の食事を摂る必要はないと言われています。
朝食の代わりに1杯の水をゆっくり噛むようにして飲んでみましょう！