断食とは

断食とは

断食とは、一定の期間、全てまたは特定の食べ物の摂取を断つ宗教的行為。
断食は世界の諸宗教に広く見られ、水だけは飲む場合もある。

byWIKIPEDIA

 

近年ファスティングという名前で人気の高い断食ですが、古くは宗教的行為として行われていました。
仏教、キリスト教、イスラム教など主な宗教で修業のための断食行為があります。

 

 

特に有名なのはイスラム教の断食で、これは断食月と呼ばれる特定の1か月間、日の出から日没まで一切何も口にしないというものです。
食べ物はもちろん、飲み物やタバコ、厳密にはつばを飲み込むことさえ禁止されています。

 

 

国にもよりますが夏場は連日18時間近く飲まず食わずで過ごす断食ですが、多くのイスラム教徒が断食を行っています。

 

 

彼らは断食を行うことが徳を積む行為であるだけでなく、健康にもプラスになると信じています。

 

 

実際には「断食」という行為だけに着目して健康的とはとても言えない断食方法を行っている人もいますが、敬虔な信者の断食方法は正に精神を鍛え健康を見直すきっかけとして貴重な1か月となっています。

 

 

断食行為が多くの宗教で行われるのは、精神力を鍛えるためでなく、身体にとっても良いことだと昔の人は知っていたからだと言われています。

 

なぜ断食が身体に良いのか

現代の生活習慣病を見てみると分かるように、病気とはその原因の多くが「過食」によるものだと言われています。

 

過食は肥満につながるだけでなく、糖尿病、高血圧の原因になり、更には食べ過ぎて腸の機能が低下すると免疫異常を引き起こし、アレルギーの原因につながります。

 

 

風邪をひいたり病気になったりしたときに「精の付くもの」を食べるというのは、栄養や食物が足りていなかった昔の話で、食べすぎやカロリー摂取量が慢性的に多い現代では、食べることを控えることで病気が治ったり体調が良くなる可能性が高いと言われています。

 

断食の効果

現代人は食べすぎにより、慢性的に内臓を酷使しています。
その結果、身体に支障をきたし、さまざまな病気の原因になってしまうと言われています。
断食により内臓を一度休ませてあげることにより、期待できる効果としては次のようなものがあります。

 

内臓が元気になる→便秘が解消される

 

甘いものや脂っこいもの、食品添加物などの不適切な食べ物だけでなく、忙しい現代人はよく噛まずに食事をする傾向があり、それらの食べ物が身体に入ってきた時に消化処理に内臓に負担がかかりすぎ、疲れてしまいます。

 

腸が疲れ切ってしまい、十分に働かなくなると処理しきれない分の食べ物の残り物が排泄されずに腸の中に溜まってしまい、便秘となります。

 

断食で腸を休めることで、腸の排泄力が高まるだけでなく栄養の吸収力も高まるため、同じ食事の量でも効率よく栄養を摂取することができ、結果として必要な食事量を減らすことができます。

 

断食中は血糖値も上がらないので膵臓も休むことができる上に、毒素を処理する必要もないので肝臓も休むことができます。

 

有害物質が排出される

 

食品添加物の代表ともいえる防腐剤や殺菌剤は菌を殺します。

 

これが体内に入ると、腸内の善玉菌や悪玉菌も殺します。腸内細菌は死滅してもまた発生しますが、医学的には悪玉菌kら発生すると言われているため、腸の機能が低下します。断食することで、このような食品添加物が体内に入ることを減らせるだけでなく、腸の機能が回復するため、体内に蓄積された有害物質を排出できます。

 

免疫力が高まる

 

免疫力を左右するのはリンパ球であり、リンパ球の7割は腸管に存在します。
断食するとリンパ球も機能が回復して免疫力が戻ってきます。

 

血糖値が落ち着く

 

基本的に水のみで行う断食(塩分は摂取する)の場合、血糖値も上がらないため、糖分やカフェイン類を取らない水分のみの断食は心の症状にも効果的と言える。

 

余分な脂肪、コレステロールが消費・排出される

 

現代の日本人は体質的に異なる欧米の食文化を真似ることで動物性脂肪の過剰摂取をしているだけでなく、豊富な食(特に間食)により糖分も過剰に摂取しています。

 

断食すると、体内に蓄積されたエネルギーが消費されますが、まず使われるのが動脈硬化を引き起こすようなコレステロールであり、その次が脂肪といわれています。

 

断食すると自分の脂肪を溶かしながら生きているようなものです。

 

エネルギーを有効活用できる

 

食事するとそれを消化するために体は多くのエネルギーを使っています。
断食するとそのエネルギーが節約でき、その分を体のメンテナンスに充てることができます。

 

代謝が良くなり、自然治癒力が高まります。またβエンドルフィンという神経伝達物質が断食をすることで普段より多く分泌され、(ランナーズハイも同様のもの)多幸感をもたらすともいわれています。
更には人によっては睡眠時間が短くて済むということもある。

 

精神が安定する

 

閃きが起こりやすくなる

 

五感が敏感になる

 

 

参考文献:週一断食で万病が治る

 

 

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