なぜ、酵素なのか？酵素とは？
人が生きていくためには、酵素が必要であり、不可欠なものとなっています。
生きていくために必要なものというと、6大栄養素（炭水化物、たんぱく質、脂肪、ビタミン、ミネラル、食物繊維）を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は人間はこの6大栄養素を取るだけでは生きていけないのです。
取り込んだ栄養を分解して吸収するために必要なのが「消化酵素」です。
「消化酵素」がなければ、どんなに栄養のある食品を食べても体内に取り込むことができません。
さらに、栄養を消化・吸収してカラダをつくっていく働きを代謝と呼びますが、代謝には「代謝酵素」が必要となります。
この「代謝酵素」がなければ人間の体は傷を修復させたり、外敵から身を守ることができません。
それどころか、「代謝酵素」がなければ、人は呼吸をすることも手足を動かすこともできないのです。
このように「消化酵素」と「代謝酵素」の2つの種類からなる酵素は、人が生きていくために必要不可欠なものです。
酵素の量
このように人が生きていくうえで必要不可欠な酵素ですが、その量は限られていると言われています。
人間の寿命があるとすれば、それは酵素の量…酵素のたくわえがある期間ともいえるのです。
「代謝酵素」と「消化酵素」は、体内にある酵素の原材料ともいうべき、「潜在酵素」から生成されます。食事により、食物から得た酵素と「潜在酵素」を合わせることで、「代謝酵素」と「消化酵素」を生み出しています。
食物から得た酵素というのが、人間が唯一外部から取り入れることのできる酵素である「食物酵素」です。
食物酵素は発酵食品や生の野菜・果物に含まれていますが、現代は生で野菜や果物を食べる機会が減っているため、酵素不足が問題となっています。
更に、食品添加物の摂取や暴飲暴食が、消化酵素を浪費してしまい、酵素不足に拍車をかけています。
人間の体の中で一生のうちにつくられる酵素の量は決まっていますが、それだけではなく、「消化酵素」と「代謝酵素」のバランスも決まっています。
例えば全体を10とすると、消化のために消化酵素を8使ってしまうと、代謝に回せる酵素は2になります。
逆に、消化のために使用する酵素が3だとすると、代謝に回せる酵素が7になるのです。
代謝に回せる酵素が減ってしまうと、体の免疫力が弱まり、さまざまな弊害を引き起こします。
※この点は「酵素と体の関係」で詳しく紹介しています。
酵素を意識すると、酵素の多い食材を食べたり、食べすぎ飲み過ぎに気を付けるようになります。これは結果として、無駄のない食事、健康的な食生活が身に付き、ダイエットにつながります。
酵素とダイエットの関係
酵素を意識する生活は、すべてダイエットにつながるといっても過言ではありません。
例外があるとすれば…不健康に痩せすぎている人の場合は、酵素を意識した生活を行うことで健康になるため、体重が増えることもある…ということでしょうか。
それでは、なぜ酵素を意識すると痩せるのでしょうか。
暴飲暴食を止めること自体が、そもそもダイエットにつながります。
更に、暴飲暴食をしないことで、体内の酵素が「消化酵素」に使われず、「代謝酵素」となるため、肌がきれいになったり風邪をひかなくなったりとプラスの効果が期待できます。
酵素を多く含む食品とは、生野菜や果物、そして発酵食品です。
これらはどれも基本カロリーが低くて栄養があるため、ダイエットにも良い食品といえます。
よく噛んで食べることは、消化酵素をむだ使いしないためだけでなく、食物酵素を活性化させるためにも有効です。少なくとも一口30回噛むようにといわれています。
30回噛んでみると分かるのですが、一口食べるのにも時間がかかる上に、顎も疲れてきます。食べるのに時間がかかると、脳が満腹だと判断するまでの時間に食べれる量が減ります。
よく噛むことで、腹八分でやめる習慣が身に付き、ダイエットにつながります。
酵素断食ダイエットのメリット
酵素断食ダイエットの一番のポイントは、ライフスタイルを変える必要がない…という点です。
断食というと、辛く、厳しく、強い精神力で乗り切る必要があり、自分の限界にチャレンジしないといけないようなイメージがありますが、酵素断食はそうではありません。
決して「楽」ではありませんが、最低限の栄養を確保することで、効率よく健康的に取り組むことができます。そのため、慣れてくれば仕事や家事といった日常生活を行いながらも取り組めるため、通常の「断食」よりも取り組みやすく、安心して行えるのがポイントです。
「断食ダイエット」でストイックに急激に痩せたいと考えている方には、酵素断食ダイエットはちょっと物足りない印象があるかもしれません。
しかし痩せることで大切なのは一時的なダイエットではなく、継続した痩せる生活習慣を身につけることです。
酵素断食ダイエットは正しく行うことで、断食と同じ効果が得られるだけでなく取り組みやすいため、定期的に気軽に行うことができます。
例えば朝食だけ抜く朝食抜き酵素断食ダイエットや、1日だけの酵素断食ダイエットを月に２－３回おこなう、3日間ダイエットを月に一度行うなど、自分の生活スタイルや体調、予定に合わせて臨機応変に取り組むことができます。
空腹とは本当にお腹がすいているのではなく、血糖値が下がったために感じることが多いものです。酵素断食ダイエットは酵素だけは摂取することで、極端な血糖値の低下を防ぐため、あまり空腹を感じないのが特徴です。
空腹を感じないから辛くない、空腹を感じないから断食後も暴飲暴食に走る危険がなくリバウンドしないというメリットもあります。
慣れてきたら自分なりにルールを決めることで、スマートな体系をキープすることができます。
①朝食は食べないか、酵素ドリンク、野菜＆果物のフレッシュジュースのみ
②毎月1回、3日間断食ダイエットをおこなう。
③お酒を飲みすぎた翌日や、食べすぎた翌日は昼食・夕食も少なめにする
もしくは・・・
①朝食は食べないか、酵素ドリンク、野菜＆果物のフレッシュジュースのみ
②毎月2回～4回、1日断食ダイエットをおこなう。
③お酒を飲みすぎた翌日や、食べすぎた翌日は昼食・夕食も少なめにする
